青色申告の準備から確定申告までの流れを優しく解説【ブロガーの青色申告】
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青色申告から確定申告までの全体的な流れはご存知ですか?
私がブロガーを始めて、初の青色申告をしたとき、何から始めるのかとても悩みました!
1つ作業を進める度に
「次は何をしたらいいの?」
「後何が残っているの?」
調べても難しいお話しばかりでよくわからなくて本当に終われるか不安になってました。
当ブログでは初心者ブロガーが青色申告から確定申告完了までの体験を1から10まで細かく解説しています。
今回は私の体験を元に青色申告の準備から確定申告までの概要を解説します。
自分が今何をすべきか、後は何をしたらよいか把握してスムーズな申告をしましょう。
青色申告と確定申告、全体の流れ(概要)
大雑把なイメージはつきましたか?
次の項から1つ1つ解説していきます。
①領収書の収集開始!
領収書を集めるのはいつ開始しても構いません。
「開業してみようかな」と思ったら最初に領収書を集め始めましょう(笑)
開業届は「開業した日から1ケ月以内に提出」します。
逆に言うと1ケ月遡って開業したことにできるので、その分の領収書が有効になります。
また、開業準備に使った領収書も「開業費」という勘定科目で処理することができます。
例えば開業したい業種のリサーチに使った費用、資料や調査、旅費など計上できます。
当然事務用品や仕事用にPCを買ったなら経費にすることができます。
②各種届出
事業を開始するには開業届を税務署に届ける必要があります。
1枚書くだけで簡単なので安心して下さい。
この時に白色申告にするか、青色申告にするかを決めます。
(開業日から2か月以内に提出)
各申告の特徴をザックリ纏めました。
白色申告の特徴
・申請不要
・帳簿づけが簡単(単式簿記)
・確定申告時の書類が少ない
・控除無し
青色申告(10万円控除)の特徴
・事前に申請必要
・帳簿づけが簡単(単式簿記)
・青色申告特別控除(10万円)
・赤字を3年間まで繰り越せる
・家族へ給与を支払って経費にできる
青色申告(65万円控除)の特徴
10万円控除と比べて
・特別控除が65万円に増額
・帳簿づけが大変(複式簿記)
・確定申告時に書類が増える
会計ソフトを使うと帳簿を入れるだけで65万円控除に必要な書類が出来上がります。
是非65万に挑戦して下さい。
③必要経費のリストアップ
予め、どんな経費が出てくるかを考えておくと「これは経費にできるかな?」と悩まなくなります。
領収書も貰ったそばから仕訳できるので後々楽ちんです。
実際に私が行ったリストアップの手順を紹介します。
何も難しいことはしてません。
❶事業のリストアップ
開業届にブロガー(ライター)と書いていても、他の事業を開始することは自由にできます。
また、ブロガーなら「どんな分野のブログを書いている」「これからどんなブログを書く」かをリストアップしましょう。
私の場合はアウトドア系のブログを書いています。
❷その事業やブログで想定される経費をリストアップ
ブログを書くなら以下の経費は必須な経費
・ブログ維持費
・インターネット、電話代(固定と携帯両方)
ブログを勉強するなら
・情報教材
・有料コミュニティ
・ブログ用の資料(雑誌や現物)
現地調査に車をよく使うので
・現地調査によるガソリン、高速代
・車の維持費
(メンテナンス費用、保険、税金等)
ブログ系の人、アウトドア系の人に協力をお願いしているので
・接待
・打合せ
・お土産
ここでは主だって出てきそうな経費が大体わかれば十分です。
リストアップされた経費の領収書は何も考えずに残す選択ができます。
リストに挙がらなかった領収書も取っといて後で考えましょう。
もしかしたら経費にする理由が思いつくかもしれません♪
④会計ソフトの導入(契約)
自分に合った会計ソフトを調べて契約しましょう
簡単に説明すると帳簿のソフトです。
帳簿を入力するだけで青色申告の決算書も確定申告の書類も作れてしまいます。
料金は大体8000円~13000円程、ソフトによって30日や1年間無料だったりします。
頑張ればエクセルで済ませることもできますが会計ソフトは何かと心強いですよ。
やよいの青色申告オンライン
私はやよいの青色申告オンラインを選びました。
それだけの人が使い続けるのはきっと使い易いからに違いありません。
あとは英語やカタカナに疲れて優しそうな名前に気持ちが傾いたという理由もあります。
やよいの青色申告は2つのプランがあります。
●セルフプラン
8,640円/年で初年度無料で利用できます
●ベーシックプラン
12,960円/年で初年度半額で利用できます。
私はベーシックプランを選びました。
初めての申告で不安だったのでチャットや電話の手厚いサポートがあるプランがいいなぁと考えた次第です。
クラウド会計ソフトfreee
クラウド会計ソフトシェアNo1!freee!
こちらもシェアNo1です!(笑)
どちらも当社調べなのでしょうか、それとも会計ソフトと申告ソフトは別なのでしょうか。
freeeの特徴としては作成できる書類がとても多いです。
開業届から作ることができます。
きっと「最初から最後まで事業主と寄り添うサービス」を目標としているのでしょう。
確定申告に強いfreee
確定申告は4ページまで書類があります。
通常は2ページまでで済みますが次のような時に3ページ、4ページ目が必要になります。(第三表、第四表といいます)
第三表
分離課税の所得がある人。
これは株で儲けた人、退職金を貰った人が対象になります。
第四表
青色申告では第四表で損失申告をすることができます。
簡単に言うと赤字を3年間繰り越せます。
赤字を繰り越せると翌年の税金が安くなりますから大事ですね。
実はfreeeではこの第三表、第四表に対応しています!
やよいでは対応していませんでした。
確定申告を全てソフトに任せたい人はfreeeがお勧めです。
初期設定を行う
やよいの青色申告オンラインがベースの話になりますが。
以下の初期設定を行いました。
・事業用の口座、クレジットカードを登録
・期首(事業開始時)の口座、現金の残高を設定
口座やクレジットカードを事業用と個人用に分けてなくて悩んだ方はコチラ
車などの資産登録
車やパソコンと言った大きな設備、備品は固定資産に登録ができます。
私は4年前に購入した車を登録しましたが、なかなか大変でした。
なるべく早めに処理することをお勧めします!
実際に2か月分程度の経費を入力する
帳簿入力の勉強のため、早めに経費を入力してみましょう。
初めてなのに確定申告直前にやろうとすると理解が及ばず泣きそうになります!
⑤毎日・毎月の作業
領収書の整理
12枚の封筒に月単位で領収書を分けて入れるなど簡単な整理がとても便利になります。
経費の入力
毎月入力するのが理想ですよね。
⑥1月~確定申告準備
減価償却費の計算
やよいの青色申告だと実行ボタンを押すだけです。
青色申告決算書作成
やよいでは8つのステップで決算書が作成できます。
殆ど「次へ」を押すだけでした。
65万円の控除を受けるには賃借対照表を作る必要がありますが、これも一緒に造られます。
確定申告書類作成
コチラもやよい生では9つのステップで確定申告が作成されます。
※やよいの青色申告オンラインでは第三、四表は作成されません。
作成した書類をチェックしてもらう
⑦2月16日~申告書提出
青色申告の決算書と確定申告の書類を印刷して税務署へ持っていきます。
注意!
確定申告の税務署は大変混雑しています。
税務署では一緒に作ってくれるブースと提出だけのブースがありますが、作るブースは1時間以上並ぶくらい混雑します。
また、税務署には車で行かないようにしましょう、長蛇の列で駐車するまで1時間以上待つこともあります。
おわりに
青色申告の準備から確定申告を終えるまでを、体験を元に解説させて頂きました。
私は申告で実際にどんなことをするかわからずに進めたのでとても不安でした。
同じ申告初心者の方が道に迷わず進める助けができていたら幸いです。
私と同レベル程度のブロガーやアフィリエイターなら当ブログでしっかり確定申告ができるようになります。